車買取時の引き渡しはどうする?3つの選択肢と引き渡し日の決め方

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「買取に出す車は、どうやって引き渡すの?」
「引き渡し日はどう決めればいい?」

車を売却するとき、車両の引き渡しはいつどういった方法で行えばいいのか疑問ですよね。

こんにちは!
GOODBYE CARの岡田です。

車両の引き渡しは、基本的にあなたの都合で決めればOKです。
場所は店舗・自宅のどちらでも構いませんし、引き渡す日にちも指定できます。

ただし、車を引き渡す方法やタイミングによっては、買取価格が変わってくる可能性もあるんです…。

そこで今回は、車を売るときの「損しない車両の引き渡し方法」について解説します。

車を売却する際の引き渡し方法は3つ

車を売るときの引き渡し方法は、次の3つの選択肢があります。

どの方法を取るかは、あなたの都合で決めれば大丈夫です。
ただ、それぞれの方法にメリットとデメリットがあるので、まずはそこをチェックしていきましょう。

❶査定したその場で引き渡す

決断力のある人なら、査定したその場で契約を決め、車をそのまま引き取ってもらうケースもあります。
仮に契約書類が揃っていなくても、車だけ先に引き渡すことはできるんです。

メリット

この方法のメリットは、以下のとおりです。

  • 車をてっとり早く手放せる
  • 交渉がしやすい

「車をすぐに引き渡す」という条件なら、買取店としても直近の相場を見極めやすいため、その場の交渉にも応じやすくなります。
ですから、交渉に自信のある方なら、この方法が向いているかもしれません。

デメリット

ただし、デメリットもあります。

  • 他社と比較できない
  • 冷静な判断ができない
  • 自由に使える車がなくなる

車の売却をその場で決めるとなると、冷静に考える時間もなく、何より他社と比較することができません。
したがって、リアルな相場を把握していなければ、本来より安く買いたたかれるリスクが高まります。

また、車が急になくなると、日常生活で困る方もいるのではないでしょうか?
その場合は、「代車あり」という条件のもとでお店を選ばなければいけません。

車買取店の「代車」事情を調査!貸出期間と代車ありのお店を探すコツ

❷後日、店舗で引き渡す

後日、車を店舗に持ち込んで引き渡すこともできます。

メリット

この方法のメリットは、以下のとおりです。

  • 都合のいいタイミングに引き渡せる
  • 代車をわざわざ借りる必要がない
  • 他社とじっくり比較できる

こちらが引き渡し日を指定すれば、次の車が納車されるまでは今の車に乗っていられるため、わざわざ代車を借りなくて済みます。

また、車が手もとにあれば、その間に何社か見積もりが取れるので、結果的に車を高く売ることにつながります。

デメリット

一方、デメリットは以下のとおりです。

  • お店まで行くのが面倒
  • 買取店からの帰りが困る
  • 期間が空くと査定額が安くなる

車をお店で引き渡すとなると、やはり、そこまで行くのが手間です。
それに、車を引き渡したあと、お店からの帰りも困りますよね。

また、査定〜引き渡し】までの期間が空きすぎると、その間の相場変動が読めない分、はじめから買取価格を下げられる可能性があります。

❸後日、自宅まで取りに来てもらう

お店まで行くのが面倒なら、後日、自宅まで取りに来てもらうことも可能です。

メリット

メリットは、以下のとおりです。

  • 都合のいいタイミングに引き渡せる
  • お店まで行かなくていい
  • 代車をわざわざ借りる必要がない
  • 他社とじっくり比較できる

やはり、手間がかからないというのが一番です。
また、❷と同様、後日引き渡しにすれば、他社と比較する時間的な余裕ができるのも大きいです。

デメリット

ただし、この方法にもデメリットはあります。

  • 引き取り費用がかかることもある
  • 期間が空くと査定額が安くなる

交渉次第ではありますが、後日、自宅まで取りに来てもらうと、ドライバーの人件費やキャリアカー代がかかる場合があるため、それを差し引いた買取額になります。

また、査定〜引き渡し】までに1ヶ月も2ヶ月も空いてしまうと、買取店としても思い切った金額を提示しづらいので、結果的に査定額が低くなることもあるでしょう。

ちなみに私の場合は、一番ラクなこの方法で引き渡すことが多いです。

去っていく直前の愛車(どしゃぶり!)

ただ、もちろん「後日・自宅引き取り」という条件で何社か見積もりをとり、買取額が一番高いお店を選んでいます。
そうすれば、ドライバー代を引かれたとしても、結果的にその費用をペイできる以上の値段で車を買い取ってもらえるからです。


では、上記3つの方法のメリット・デメリットをまとめますね。

メリットデメリット

当日引き渡し
  • てっとり早い
  • 交渉がしやすい
  • 他社と比較できない
  • 冷静な判断ができない
  • 車がなくなる

後日店舗引き渡し
  • 引き渡し時期を選べる
  • 代車を借りる必要がない
  • 他社と比較できる
  • お店まで行くのが面倒
  • 帰りが困る
  • 期間が空くと査定額が下がる

後日自宅引き渡し
  • 引き渡し時期を選べる
  • お店まで行く必要がない
  • 代車を借りる必要がない
  • 他社と比較できる
  • 費用を差し引かれることがある
  • 期間が空くと査定額が下がる

結局のところ、いずれの方法にも善し悪しがあるんです。

というわけでここからは、車をいつ、どの方法で引き渡すと良いのかを一緒に考えていきましょう。

査定後、車をすぐに引き渡すのはリスク大!

車を引き渡すタイミングとしては、「当日」または「後日」の二択です。

ただ結論をいうと、査定当日の引き渡しはオススメしません。
車をその場で引き渡してしまうと、他社と比較できないどころか、査定すら受けられない状況になるからです。

たとえば、次のように言われたとしましょう。

こう言われると、あやうく即決しそうになりますよね。

でも、他社から見積もりを取らないと、この金額が妥当かは判断できません。
もし他社が60万円で買い取れる車なら、あなたは10万円も損をすることなるわけです…。

つまり、車をその場で引き渡すということは、店側の “言い値” を鵜呑みにするようなもの。
これでは、車は高く売れません!

引き渡し日はあなたの都合でOK

したがって、冷静に判断するためにも、車は後日引き渡すことをオススメします。

いつ引き渡すかは、あなたの都合で決めれば大丈夫です。
車を買い替える場合は、「引き渡し日」と「納車日」のタイミングを合わせると良いでしょう。

ただし、前述したように、【査定〜引き渡し】までの期間が空きすぎないように注意してください。
その間に相場が下落すれば、再査定(査定をやり直すこと)により買取額が下げられてしまうリスクがあるからです。

実際、ガリバーのホームページには、以下のように明記されています。

査定した日から契約時までの期間が空いた場合は、査定そのものをやり直すことになるでしょう。

そのため、次に査定してもらった時に前回より査定金額が下がることは普通に起こりうることであり、大幅に下落するケースももちろんあります。

引用:ガリバーHP「査定額の有効時期」

要するに、車を引き渡したい日がある程度近づいてきてから、査定・契約を進める必要があるんです。

何社か比較したり、書類を揃えたりする時間を考えると、車の売却は1〜2週間ほどかかります。

したがって、車の売却は「引き渡し日の1〜2週間くらい前」から進めるのがベストです。
そうすれば、引き渡しを「後日」にしても、査定額への影響はほぼありません。


それでは、ここまでの説明を踏まえて結論をお伝えします。

  • 引き渡し日
    →あなたの都合のいい日を指定。
  • 引き渡し場所
    →自宅まで取りに来てもらうのが楽。
  • 査定日
    →引き渡し日の1〜2週間くらい前。(早すぎはダメ)

というわけで、私としては【後日・自宅引き渡し】をオススメします。

ただし、前述したように、車の査定額はお店によって全然違います!

ですから、車を引き渡すまでの1〜2週間で、なるべく何社か査定を受けてみましょう。
比較さえすれば、買取額が高いか安いかはハッキリします。

なお、査定をまとめて依頼できる便利なサービスもあるので、ぜひ使ってみてくださいね。

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Q&A

最後に、車を引き渡すときのちょっとした疑問にお答えします。

車と一緒に引き渡す書類は何が必要?
以下の表のとおりです。
普通自動車軽自動車
  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • リサイクル券
  • 委任状
  • 譲渡証明書
  • 実印
  • 印鑑証明書
  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 軽自動車税納税証明書
  • リサイクル券
  • 認印
  • 自動車検査証記入申請書

詳しくは、別の記事で解説しています。

普通自動車の売却に必要な書類リスト|再発行や追加書類も解説
車を引き渡す前に掃除はしたほうがいい?
できれば、やった方がいいです。

掃除は必須ではありません。

ただ、ゴミが残ったまま車を引き渡すのは、やはりマナーに反します。
それに、もし車の中に私物を忘れてしまうと、そのまま捨てられる可能性があります。

ですから車を引き渡すまえに、車内はザザッと片付けておきましょう。

車を引き渡すとき、ガソリンはどのくらい残しておくべき?
1メモリあれば十分です。

実は、ガソリンがたくさん残っていても、車の査定額はアップしません。
つまり、ガソリン残量が多ければ、それだけ損をすることになるんです。

ガソリンが少なくても失礼には当たらないので、引き渡し前に給油をしすぎないよう気をつけましょう。

下取り車の余ったガソリンはどうする?入れ替えや最適な残量について解説
車の引き取りに費用はかかる?
実質、ドライバー代はかかります。

車の買取では、手数料を取らないのが一般的です。

ただし、車の引き取りをお願いすればドライバーの人件費はかかるため、その分、査定額がマイナスになる可能性はあります。

車の買取は手数料が掛かる!費用相場と損しないお店の見分け方

とはいえ、コスト分が差し引かれるのは仕方ありません。

重要なのは、手数料がいくら引かれたかどうかではなく、「あなたが受け取る金額」が少しでも高いお店を選ぶことです。

まとめ

車を売る機会はそうそうないので、ちょっとしたことでも「どうすればいいだろう?」と不安になりますよね。

車の引き渡しにおいては、あなたの都合のいい日、場所を指定すればOKです。
業者はその日に合わせて車を引き取ってくれます。

ただ、契約を即決したり、車をその場で引き渡したりするのはやめましょう。
これでは、納得できる形で車は売れません。

とにかく重要なのは、何社か比較することです!
そうすれば、あなたの都合のいいタイミングで、より高く買い取ってくれるお店が見つかるはずです。

クルマの売却価格は、お店によって数万〜数十万円もの差が生じます。
ですから車を高く売るためには、何社か査定を受けて条件のいい買取店を探す必要があります。

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