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車を買い替えるとき、今の車を納車前に引き渡してしまうと、移動手段がなくなって困りますよね。
でも、大丈夫です。
そのような場合は、買取店で代車を借りましょう。
こんにちは!
GOODBYE CARの岡田です。
今回、大手買取店に「代車の有無」を問い合わせてみたところ、10社中7社は「代車サービスはある」とのことでした。
ですから、代車を貸してもらえるお店に車を売れば、納車までの足は確保できます。
ただし、代車の配車状況や貸出期間は店舗によって異なります。
そこでこの記事では、大手買取店10社の代車サービス事情と、代車を借りられるお店を効率よく探す方法について解説します。
車の買い替えで代車が必要になるケースとは
そもそもの話ですが、今の車を納車まで使うことができれば、代車をわざわざ借りる必要はないはずです。
車を売却するときの「引き渡しのタイミング」は、基本的にあなたが決められるからです。
しかしながら、「今の車の車検」が納車前に切れてしまうケースも考えられます。
その場合は、車検が切れる前に今の車を売ることになります。
また、「今の車の買取代金」を「次の車の頭金」に充てるケースもあるでしょう。
そのためには、今の車を納車前に売り、買取代金をあらかじめ受け取っておく必要があります。
このようなケースでは、今の車を前もって売却しなければいけないため、納車までは代車が必要になります。
車買取店大手10社の代車サービス事情
というわけで、ここからは、買取店の代車サービスについて詳しく見ていきましょう。
今回、買取店の代車事情を調べるために大手10社へ問い合わせたところ、その内の7社は「代車サービスあり」との回答をいただきました。
まずは、電話調査の結果をご覧ください。
※リンクから各社の詳細までスキップします。
代車を貸してくれるのは、〇の付いている7社です。(もちろん無料)
しかし、「オートバックス」「カーチス」「トヨタのクルマ買取」の3社は代車サービスはやっていないとのことでした。
各社の代車の貸し出し条件は、以下のとおりです。
アップル
貸し出し期間 | 1〜2週間 1ヶ月以上はNG |
代車料金 | 無料 |
その他・条件 | 代車の空き状況や商談内容による |
オートバックス
オートバックスは、基本的に代車サービスはありません。
代車に関する社内ルールもないとのことでした。
カーセブン
貸し出し期間 | 1〜2週間 1ヶ月以上はNG |
代車料金 | 無料 |
その他・条件 | 代車の空き状況による |
カーチス
カーチスは、全店共通で代車サービスはやっていません。
ただし、契約から1ヶ月以内の引き渡しなら、買取価格の変更はナシでOKとのこと。
ガリバー
貸し出し期間 | 1〜2週間 |
代車料金 | 無料 |
その他・条件 | 代車の空き状況やお店の判断による |
保険 | ガリバーの無料保険あり |
トヨタのクルマ買取(T-UP)
トヨタのクルマ買取は、全店共通で代車サービスがないようです。
代車に関するマニュアルも存在しないとのこと。
ネクステージ
貸し出し期間 | 1ヶ月以上はNG |
代車料金 | 無料 |
その他・条件 | 代車の空き状況による |
ウィーカーズ
貸し出し期間 | 2週間程度 |
代車料金 | 無料 |
その他・条件 | 代車の空き状況による |
ユーポス
貸し出し期間 | 1ヶ月以上はNG |
代車料金 | 無料 |
その他・条件 | 代車の空き状況や商談内容による |
3週間以上の長期で借りる場合は、買取価格が下がることもあるそうです。
ラビット
貸し出し期間 | 最大10日 |
代車料金 | 無料 |
その他・条件 | 代車の空き状況やタイミングによる |
代車サービスに関する電話調査のまとめ
大手買取店の代車サービスの条件をまとめると、以下のとおりです。
代車費用
代車費用は、基本的に無料です。
その代わり、「車を早く引き取らせてほしい」と言ってくる可能性はあります。
代車を借りられる期間
代車の期間は、おおよそ1〜2週間ほどです。
お店の都合にもよりますが、どれだけ長くても1ヶ月以上は難しいでしょう。
代車を借りる条件
代車を借りる条件は特にありませんが、どのお店も台数には限りがあります。
代車が出払っていれば借りられないので、空き状況はよく確認しておきましょう。
以上が、今回の電話調査でわかった「車買取店の代車サービス」の概要です。
代車が必ず借りられるわけではありませんが、無料なのは助かりますよね。
代車の返却方法と帰りの移動手段
では、代車を実際に借りた場合のことを説明していきます。
代車の返却方法
代車は借りものですから、店頭で返却する必要があります。(買取店のスタッフは取りに来てくれません)
また、使った分のガソリンは補充して返す必要があるので、最初にガソリンメーターの写真を撮っておきましょう。
満タンで返す必要はありませんが、最初のガソリン残量までは戻すのがマナーです。
代車を返却したあとの帰りの移動手段
問題は「帰り」です。
代車は店頭で返却することになるので、お店からの移動手段がなくて困ります。
代車を「納車日」に返す場合は、そのままディーラーに向かうこともあるでしょう。
移動手段としては、タクシーや電車、バスが考えられます。
タクシーが一番楽ですが、料金が高く付いてしまう場合は電車やバスでの移動も検討しましょう。
なお、買取店によっては、最寄り駅まで送ってくれたり、交通費を負担してくれたりするところもあるので、帰りの移動方法については事前に確認しておいてください。
また、車を購入するディーラーでも、お店によっては最寄り駅まで迎えに来てくれるなど、融通を利かせてくれるケースもあります。
納車までの代車保険はどうする?
次に、代車の保険についても簡単に触れておきましょう。
万が一、代車で事故に遭った場合は、あなたがすでに加入している任意保険の「他車運転特約」が適用されます。
この特約は任意保険にもともと付いているので手続きは必要ありませんが、一応、書類をチェックするか保険会社に問い合わせるかして確認しておくと安心です。
なお、代車の中には結構古いものもあるので、目立った傷や汚れがあれば事前にチェックしておきましょう。
お店から「貸し出す前は、こんな傷は無かった」なんて言いがかりを付けられることはないと思いますが、念のためです。
ただ、もちろん、こちらが代車を傷つけてしまった場合は修理費を保険か実費で負担することになるので、普段よりも慎重に運転することを心がけてくださいね。
買取店が無料で代車を貸し出す裏事情とは
でも、そもそもなぜ、買取店は代車を無料で貸してくれるんでしょうか?
その一番の理由ですが、実は他社と契約させないためなんです。
仮に、車をA社に引き渡して代車を借りてしまえば、B社と契約するどころか、査定を受けることすらできない状況になります。
つまり、買取店が代車を貸し出す(すなわち、契約車両をすぐに引き取りたい)のは、買取をキャンセルさせないためでもあるんです。
ですから、「別のお店に売ればよかった…」と後悔しないためには、「代車あり」という条件下で買取価格が高いお店を選ぶことが重要になります!
でも、そんな都合のいいお店をどうやって探せばいいんでしょうか?
代車を借りられる買取店の探し方
というわけで、ここからは、代車を借りられて、なおかつ、車が高く売れる買取店の探し方を紹介しましょう。
手順は、以下の3ステップです。
まずは、一括査定サイトを使って候補店を探しましょう。
入力を進めると、以下のように自動でピックアップされます。
もし候補店が多すぎる場合は、✓マークを外せば減らせます。
申し込みが完了すると候補店から電話がかかってきます。
ここで希望する期間に代車が借りられるかを聞いてみてください。
代車を出してもらえそうなら、そのまま出張査定を予約します。
もし代車がダメなら、その電話で査定を断りましょう。
なお、出張査定に呼ぶのは3社くらいでOKです。
あとは各社から査定を受け、買取額が一番高かったところを選ぶだけです。
もし1社ずつ時間を割くのが面倒なら、査定を同じ時間に進めても構いません。
なお、査定の際に、代車の期間や返却方法についても確認しておきましょう。
では、進め方をもう一度お伝えしておきます。
- 一括査定サイトで候補店を選択
- 候補店から連絡が入る
- 代車が借りられるか確認する
- 代車がOKならそのまま出張査定を予約
- 車を査定してもらう
- 買取額が高かったお店と契約を進める
この手順で進めてもらえば、「代車あり」という条件付きで車が高く売れます。
一括査定は無料サービスなので、ぜひ使ってみてくださいね。
車を下取りに出す場合は納車まで代車を借りられる?
ここまで、「車を買取店に売る」という前提で話をしてきました。
では、車を下取りに出す場合は、ディーラーで代車を貸してもらえるのでしょうか?
上記で紹介した「トヨタのクルマ買取」というお店はいわばトヨタディーラーですが、前述したように代車サービスはありません。
しかし、別のトヨタ系ディーラーに問い合わせたところ、「数台なら用意はある」とのことでした。
ただ、借りられる期間はせいぜい3,4日くらいで、しかも「納車までに車検が切れる」といった特別な事情がある場合に限るそうです。
やはり、下取りの場合は「納車まで今の車を使う」のが前提なのでしょう。
ディーラーの代車費用(レンタカー代)は高額
なお、問い合わせたトヨタ系ディーラーでは、代車を長期で借りる場合、提携業者のレンタカーを利用することになるそうです。
1週間以上のレンタカー代は、以下のとおりです。
レンタル期間 | レンタカー代 (5,000円/日) |
---|---|
1週間 | 35,000円 |
2週間 | 70,000円 |
3週間 | 105,000円 |
けっこう高いですよね・・・。
この料金は、新車値引きを減らす形で相殺されます。
買取店の代車は無料なのに対して、ディーラーは有料。
しかも、ディーラー下取り額は安いというデメリットもあるんです・・・!
ですから、ディーラーで車を売るのはやめて、やはり「代車を借りられる買取店」を探すことをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
話が少し長くなってしまったので、最後にポイントをまとめます。
《代車を借りずにやり過ごす方法》
- 《下取り》
ディーラーに下取りをお願いし、今の車に納車まで乗り続ける。
→下取り価格は安い傾向があるので、あまりオススメはしません。 - 《買取》
車を買取店に売り、引き渡しを納車まで待ってもらう。
《代車を借りる必要があるケース》
- 今乗っている車の車検が納車までに切れる場合
- 今乗っている車の買取代金を新車の頭金に充てる場合
《大手買取店の代車サービス》
- 10社中7社は代車サービスあり
- 貸し出し期間は1〜2週間(最長1ヶ月)
《代車の保険について》
- すでに加入している任意保険に「他車運転特約」が付いているから大丈夫。
- ただし、補償内容は要チェック。
《代車の返却方法》
- 代車は店頭で返却する。
- ガソリンを最初に入っていた量まで補充するのがマナー。
以上が、今回お伝えした要点です。
私としては、代車を借りなくて済むなら、それに越したことはないと思います。
自分の車に最後まで乗っていたいという想いもありますが、慣れない車に乗るのはリスクがあるからです。
とはいえ、車の売却を納車まで待てない事情もあるでしょう。
その場合は、買取店から遠慮なく代車を借りてください。
ただし、代車を貸してくれるお店でも、買取額が安かったら意味がありません!
重要なのは、代車があって、なおかつ、車を高く買い取ってくれるお店を探すことです。
クルマの売却価格は、お店によって数万〜数十万円もの差が生じます。
ですから車を高く売るためには、何社か査定を受けて条件のいい買取店を探す必要があります。
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