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今の車をディーラーで下取りに出す場合、納車までの手順や手続きはどのような流れになるのでしょうか?
段取りとしては、大きく分けて3つのステップがあります。
- 購入見積もり・下取り査定
- 商談・契約
- 下取り車の引き渡し・納車
まずは、この流れをざっくりとイメージしておきましょう。
ただ、車の売却と購入を一緒に進めることになるので、実際の流れはもう少し複雑になります。
そこで今回は、ディーラーで下取りに出す(買い替える)場合の手順を詳しく解説していきたいと思います。
ディーラーでの下取り手続きから納車当日までの流れ
下取りとは、「新しい車を購入するお店」に今の車を買い取ってもらい、その代金を購入費用に充てることです。
前述のとおり、全体の流れは【見積もり→契約→納車】の3段階ですが、さらに細かく分けると以下の7つのステップがあります。
- 車種・ディーラー(購入先)を決める
- 購入見積もり・下取り査定
- 商談・契約
- 下取りと購入に必要な書類を用意する
- 代金(頭金)の支払い
- 任意保険の切り替え
- 下取り車の引き渡し・納車
新車または中古車のどちらを買う場合でも、下取りの流れは変わりません。
それでは、手順を一つずつ見ていきましょう。
【手順1】
車種・ディーラー(購入先)を決める
まずは、購入する車種を決めるところからスタートです。
車種を選んだら、どこのディーラーで購入するかも決めましょう。
値引きや下取りなどの条件はお店によって違うので、面倒でなければ2,3店舗で相見積もりを取ってみるのも良いかと思います。
【手順2】
購入見積もり・下取り査定
車種と購入先を決めたら、さっそく見積もりを取りにお店へ。
まずは担当者と相談しながら、グレードやオプションなど細かい話を詰めていきましょう。
その際、今の車を下取りに出すことを伝え、その場で査定も受けてください。
ここで一旦、下取り価格が反映された見積書を出してもらいます。
【手順3】
商談・契約
続いては、商談に入ります。
見積書で注目するポイントは、以下の4つです。
- 値引き額
- 下取り価格
- オプション内容
- 手数料
交渉次第では値引きや下取り額を調整してもらえる場合もあるので、ぜひチャレンジしてみてください!
また、不要なオプションが含まれているケースもあるので、要らなければこの段階で省いておきましょう。
最終の見積もりに納得できれば、契約(注文)を進めます。
【手順4】
下取りと購入に必要な書類を用意する
納車までには時間がかかるため、その間に以下の必要書類を揃えておきましょう。
普通車 | 軽自動車 | |
購入 |
|
|
下取り |
|
|
中には店側が用意するモノや無くてもいいモノもありますが、太字のモノはあなた自身で準備する必要があります。
書類が揃ったら、ディーラーへ直接持っていくか郵送します。
納車当日に提出すれば間に合う書類もあるので、その辺りは確認しておきましょう。
【手順5】
代金(頭金)の支払い
購入代金(または頭金)は、契約〜納車までの間に振り込むのが一般的です。
あるいは、契約するときに一部を手付金として払い、残りを納車当日に現金で払うこともあります。
もちろん、下取り価格はそのまま頭金に充てられるので、残りは全てローンで支払うことも可能です。
【手順6】
任意保険の切り替え
新しい車の車検証が出来上がったら、任意保険の「車両入替」をおこないましょう。
この手続きをしておけば、納車のタイミングで保険が切り替わり、等級もそのまま引き継がれます。
なお、車を買い替えるときは、任意保険を見直す良い機会です。
保険会社や補償内容を比較して、保険料をできるだけ安く抑えましょう。
【手順7】
下取り車の引き渡し・納車
そして、いよいよ納車当日。
下取り車でそのままディーラーへ向かい、まずは引き渡しを済ませます。
そのあと、ようやく新しい車とのご対面!
今までの車とお別れする寂しさはありますが、納車の喜びはそれ以上です。
さいごに簡単な操作の説明を受け、車の買い替えは無事完了となります。
それではもう一度、全体の流れを確認しておきましょう。
- 車種・ディーラー(購入先)を決める
- 購入見積もり・下取り査定
- 商談・契約
- 下取りと購入に必要な書類を用意する
- 代金(頭金)の支払い
- 任意保険の切り替え
- 下取り車の引き渡し・納車
以上が、ディーラー下取りの手順です。
ディーラー下取りの注意点
今の車を下取りに出せば、見積もりや商談、お金のやりとりを1つの店舗で完結できるので、手続きはとても楽です。
ただし、ディーラー下取りには注意すべきポイントがあるので、契約を進める前に理解しておいてください。
【その1】
手数料がかかる
ふつう中古車買取店で車を売る場合は、とくに手数料などはかかりません。
しかし、車をディーラーで下取りしてもらう(売る)ときは、査定料などの費用が1万円前後かかってしまいます。
ディーラーは、こういうちょっとしたコストが高いですよね・・・。
【その2】
納車までに下取り価格が下がるリスクがある
下取りに出す車は、すぐに引き渡すわけではなく、納車までは乗っていられます。
もちろん、このこと自体はメリットです。
しかし、数ヶ月先の納車日までに下取り車を傷つけてしまったり、事故を起こしたりすれば、当然ながら「下取り価格はそのまま」というわけにはいきません。
つまり、納車まで下取り車が使えるという反面、それがデメリットになることもあるんです。
【その3】
買取相場より安くなる
また、ディーラーの下取り価格は買取相場より安くなる傾向が強いです。
それには、以下のような理由があります。
- そもそもの査定基準が安い設定になっている。
- 顧客が下取り車を勝手に持ってきてくれるので、がんばって高く下取りする必要がない。
- 下取り条件の善し悪しはトータルの見積もりで判断する必要があり、他社と比較しづらい。
つまり、たとえ下取り価格が相場より安くても顧客はそれに気づかないため、まかり通ってしまうわけです。
もちろん、下取り価格も交渉する余地はあります。
車の下取り額を高くする方法|下取り交渉を有利に進めるコツを解説それでは、3つの注意点をもう一度お伝えしておきます。
- 下取りに手数料がかかる
- 納車までに下取り価格が下がるリスクがある
- 下取り価格が買取相場より低くなる
下取りにはこれらのリスクが潜んでいるので、それを踏まえて売却方法を選びましょう。
まとめ
以上が、車を下取りに出すときの流れと注意点です。
とにかく、下取りの場合は1店舗ですべてが完結するので、段取りについては心配いりません。
ただ、下取り価格が安くなるのはほぼ確実。
手間とお金のどちらを優先するかという話になりますが、私としては車をなるべく高く売ったほうが賢明だと思います。
クルマの売却価格は、お店によって数万〜数十万円もの差が生じます。
ですから車を高く売るためには、何社か査定を受けて条件のいい買取店を探す必要があります。
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