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「相続で車の査定書が欲しい」
「自動車の相続で使う正式な査定書ってどこでもらえるの?」
遺産相続や債務整理、あるいは事故による価格落ちの証明のために、車の「査定書」が必要になることがあります。
しかし、その際に必要なのは、法的効力のある正式なものです。
そのため、査定書をどこでもらえばいいのか分からない方もいるのではないでしょうか?
車の正式な査定書をもらうには、日本自動車査定協会(JAAI)から実際に査定を受け、書類を発行してもらう必要があります。
そこでこのページでは、「自動車の査定書」のもらい方について解説します。
自動車の「正式な査定書」はどこでもらえる?
自動車の正式な査定書が必要になるのは、たとえば以下のようなケースがあります。
- 遺産相続
- 債務整理(自己破産、個人再生など)
- 事故による減価額の証明
このような場合は、車に現在どのくらいの価値があるのかを示す “客観的な証明” が必要です。
でも、そもそも、中古車買取店などで査定書は貰えないのでしょうか?
一般的な買取店は、販売目的で査定を行う業態です。
そのため、そこで提示される査定額は、あくまで中古車市場における評価になります。
しかも、買取店は「正式な査定書」を出せないどころか、「査定の見積書」すら貰えないところがほとんどです。
では、正式な査定書がどこで貰えるのでしょうか?
それは前述したとおり、日本自動車査定協会(JAAI)で発行してもらえます。
日本自動車査定協会は、経済産業省や国土交通省の管理下にある部署で、全国の査定士育成や、中立・公正に査定を行う第三者機関です。
自動車の正式な査定書が欲しいときは、ここへ査定を依頼しましょう。
自動車の「査定書」とは
なお、協会で発行してもらえる正式な査定書とは、以下のような書類です。
査定書には、車の基本情報をはじめ、所有者や評価額が書かれています。
遺産相続や債務整理などで自動車の客観的な評価額を知りたい場合は、この査定書を手に入れてください。
ただし、ここに記載される金額は第三者としての標準的な価格(目安)であって、それによって実際の買取金額が保証されるわけではないので、そこは理解しておきましょう。
事故による価格落ちを証明するための査定書
ちなみに、JAAIの査定書は、車が事故に遭ったときにも必要になることがあります。
たとえば、もらい事故の場合は、相手方の保険で車は修理してもらえます。
しかし、その事故によって「修復歴車」扱いになると、たとえ車がきれいに直っても市場価値が下がってしまうんです。
これを「価格落ち」といいます。
このような場合は、事故によって車両価値がどれだけ下がったかを証明すれば、その分も保険会社に補償してもらえる可能性があります。
そこで役立つのが、以下の「事故減価額証明書」です。
これも日本自動車査定協会から発行してもらえる査定書の一種で、要するに、事故による価格落ちを公的に証明するための書類です。
ですから、車の客観的な評価額を証明するためには「査定書」を、事故による価格落ちを証明するためには「事故減価額証明書」を協会から発行してもらいましょう。
日本自動車査定協会から査定書をもらう方法
それでは、「査定書」と「事故減価額証明書」のもらい方について説明します。
とはいっても特に難しいことはなく、JAAIに車を実際に査定してもらうだけでOKです。
具体的な流れは、以下のとおりです。
- 最寄りの営業所に電話する
- 査定の予約を取る
- 査定を受ける(当日現金精算)
- 査定書が郵送で届く(1〜2週間後)
まずは、JAAIの最寄りの営業所に電話して、査定の予約を取りましょう。
一旦電話したうえで、査定依頼書をFAXでやり取りすることもできます。
あとは、予約した日に査定を受けるだけです。
ただし、「査定料は当日現金精算」「査定書は後日郵送」の2点には注意しましょう。
査定のときは以下のモノが必要です。
- 車両とカギ
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 整備手帳(メンテナンスノート)
- 取扱説明書(無くても可)
- 修理見積書のコピー(事故減価額証明の場合)
必要なものについては予約の際に説明があるかと思いますが、念のため、現物があるかを確認しておいてください。
日本自動車査定協会の査定料
(査定書の発行費用)
一般の買取店での査定は無料ですが、日本自動車査定協会の査定は有料になります。
査定料は以下のとおりです。
普通車 | 9,900円 |
軽自動車 | 7,150円 |
輸入車 | 12,100円 |
出張費 | 4,400円 ※駐車料金、高速料金等がプラスされます。 |
査定は営業所でも受けられますが、出張査定の場合はプラス4,400円がかかります。(別途、実費がかかります)
なお、前述のとおり、査定料は当日現金精算になるのでご注意ください。
まとめ
今回は、日本自動車査定協会(JAAI)の査定書のもらい方を説明してきました。
JAAIから発行される査定書は、公的かつ客観的な車の評価額を証明するためのものです。
相続などで査定書の提出を求められた場合は、一般の買取店ではなく、日本自動車査定協会に査定を依頼しましょう。
ただし、実際に車を売るときは、逆にJAAIの評価額はあまり参考になりません。
一般の買取店を何社か比較すれば、車はもっと高く売れる可能性があります。
ですから、その車をいざ手放すときは必ず相見積もりをとるようにしましょう。
クルマの売却価格は、お店によって数万〜数十万円もの差が生じます。
ですから車を高く売るためには、何社か査定を受けて条件のいい買取店を探す必要があります。
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