車査定で業者をバッティングさせてみた!同時査定のやり方をリアルに解説

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「車の出張査定で買取業者を同時に呼んで、現場でバッティングさせるのってあり?」

車を高く売るには、何社か査定を受けて買取額を比較するのが鉄則です。
ただ、買取店を何社も回ったり、出張査定を1社ずつ対応したりするのは面倒ですよね?

そこで今回は、同時査定(合同査定)という方法を紹介します。

こんにちは!
GOODBYE CARの岡田です。

同時査定とは、要するに「出張査定をまとめてやっちゃおう!」という発想なのですが、時短になるのはもちろんのこと、実際に車が高く売れる効果もあります。

査定の現場で業者同士をバッティングさせることに抵抗を感じるかもしれませんが、実はやっている人も結構いるんです。

車の買取交渉。「是が非でも一番最初に査定したい」と主張していた1社目は「即サイン即引渡で30万円」、断って2社目は32万円。更に断って3社を同時に呼んで名刺の裏に金額を記入していただき入札したら55万円。交渉してみるもんだ。 pic.twitter.com/gyEqyVDoF1

— 軍手 (@gunziotaku) November 10, 2016

私も先日、愛車を手放したのですが、同時査定をやって買取先を決めました。

ですから、「車は高く売りたいけど、査定を何社も受けるのは面倒くさい…」という方はぜひチャレンジしてみてください!

というわけで、この記事では、車の同時査定のやり方やメリット・デメリットについて、実体験をふまえて詳しく解説します。

出張査定で業者を同時に呼ぶのはあり?

車の「同時査定」とは、複数社の出張査定をまとめて行う方法です。

しかし、そもそも業者同士をバッティングさせるのはありなのか、なかには気を悪くする業者がいるのではないか、と心配する方もいるのではないでしょうか?

でも、安心してください。
同時査定をやることは全く問題ありません。
なぜなら、いまや車買取において相見積もり(業者同士を比較すること)は当たり前だからです。

実際、ネットでは同時査定の口コミが結構見られます。

3社同時で行なった下取りの査定比較。

①ネクステージ ②ウィーカーズ ③カーセブン

(2007年式インプWRX STIの6MT、11万キロ↑、修理板金有りの修復歴なし) pic.twitter.com/cAYv62X4Fm

— プッチ@デレ7th名古屋大阪最高でした! (@CrazyCatssan) May 15, 2019

訳あって身内のクルマ売却を代理でする事になった。
ネットの車買取比較サイトに入力した→5社同時見積もり
→現地でセリ
という展開にw
おかげさまで2時間で決着しました。比較サイト便利やけどクルマ屋さんは大変だ〜! pic.twitter.com/1KOM34PJhm

— 沖 啓太郎《9/1まで高槻阪急POPUP!》 (@keitarooki) January 28, 2017

私も同時査定は何度もやっていますが、「全然大丈夫ですよ」と快諾してくれる業者がほとんどです。

ですから、何も遠慮はいりません。

ポイント

ただし、同時査定をやるときは、車一括査定サイト(無料)から予約するようにしましょう。
車一括査定は “比較前提のサービス” なので、業者のほうも他社とバッティングすることは承知しているからです。

なお、詳しいやり方は後ほど説明します。

同時査定のメリット・デメリット

というわけで続いて、同時査定のメリット・デメリットを理解しておきましょう。

メリット

同時査定には、以下の3つのメリットがあります。

  1. 査定時間が大幅に短縮できる
  2. 他の方法より高額査定になる
  3. 業者相手に交渉する必要がない

【メリット1】
査定時間が大幅に短縮できる

ふつう、車の査定で何社か比較しようと思うと、買取店を1社ずつ回るか、出張査定を何回も受ける必要があります。

しかし同時査定なら、その手間が1回で済みます。

今回私の場合は、3社の同時査定が1時間半で終わりました。

ちなみに、その内の1社は30分も遅刻してきたので、それがなければ1時間くらいで終わっていたと思います。

なお、同時査定をやるまえに「店舗査定」「出張個別査定」も実際にやったので、所要時間を比べてみましょう。

査定方法業者数所要時間
合計1社あたり
店舗査定5社7時間半
移動も含む
1時間半
出張査定
(個別)
3社2時間半50分
出張査定
(同時)
3社1時間半30分

ご覧のとおり、同時査定がいかに時短になるかがお分かりいただけるかと思います。

【メリット2】
他の方法より高額査定になる

そして一番のメリットは、他の方法より高額査定になる点です。
なぜなら、同時査定では業者同士がその場で競い合うことになるため、各社が限界ギリギリの金額を提示せざるをえない状況になるからです。

同時査定とそれ以外の査定方法の結果を比較してみましょう。

査定方法査定価格
平均値最高額
出張査定
(3社同時)
10.4万円13.1万円
出張査定
(3社個別)
7.3万円10万円
店舗査定
(5社)
5万円8.1万円
ディーラー査定
(2社)
6万円8万円

相場が底値の車だったので、そもそもの査定額は低いですが、でも同時査定の結果が一番高かったのは明らかでした。

ですから、同時査定は時短になるだけでなく、買取査定額が底上げされる効果もあるんです。

【メリット3】
業者相手に交渉する必要がない

さらに、同時査定では【業者↔業者】で駆け引きが行われるため、【あなた↔業者】の駆け引きや交渉は基本的に必要ありません。

同時に何社か相手にするのは難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実は逆で、あなたは業者同士が駆け引きするのをただ見ているだけでいいので、案外気楽です。

デメリット

一方、同時査定には、以下の2つのデメリットがあります。

  1. 談合の可能性が希にある
  2. 契約を断りにくい雰囲気になる

【デメリット1】
談合の可能性が希にある

同時査定のようなシチュエーションが多くなると、買取店の営業マン同士が自然と顔見知りになることもあります。

そこで、「談合」の可能性が懸念されます。

談合とは、業者同士が口裏を合わせて、車を安く買い取ろうとする悪質な行為のこと。

たとえば、こんな感じの会話です。

仮に、現実的な買取相場が50万円くらいだったとしても、このような談合の末、A社から25万円、B社から23万円を提示されれば、売り手はそのあたりの金額が妥当だと感じるでしょう。

一般の人は、中古車の買取相場なんて知らないですからね。

いくら提示するかは業者間の駆け引きになりますが、談合によって本来より安く買いたたかれてしまう可能性があることはお分かりいただけましたか?

談合の対策

談合の対策としては、査定中、車の近くを離れないのが効果的です。
依頼者が近くにいれば、さすがに上記のような会話はできません。

ただ、ライバル社同士が口裏を合わせるケースというのは本当に希ですし、そもそも基本的な話ですが、査定士は金額の決定権を持っていません。

なので、談合はあまり心配しなくて大丈夫です。

【デメリット2】
契約を断りにくい雰囲気になる

同時査定ではその場で業者の勝敗が決まるため、必然的に「勝者と契約」といった雰囲気になります。
もちろん、契約するかどうかはあなたの自由ですが、雰囲気に呑まれないメンタルは必要になるでしょう。

ですから、結果に納得できなかった場合のことを考えて、次のように伏線ふくせんを張っておくと良いです。

  • 売る気満々の場合
    「一番高かったところと契約します
  • 売るか微妙な場合
    「一番高かったところと商談します

このように「商談します」とだけ言っておけば、心理的には売却を断りやすくなります。


それでは、同時査定のメリット・デメリットをまとめます。

《同時査定のメリット》

  • 査定時間が大幅に短縮できる
  • 他の方法より高額査定になる
  • 業者相手に交渉する必要がない

《同時査定のデメリット》

  • 談合の可能性が希にある
    →査定の現場を離れない。
  • 契約を断りにくい雰囲気になる
    →本気で売るつもりなら問題なし。

同時査定は、時短かつ交渉ナシで、高額査定を最大限に引き出せる方法になります。
一方、デメリットもお伝えしましたが、リスクは非常に低いです。

ですから、車を少しでも高く売りたい方は、ぜひチャレンジしてみましょう!

【実録】車の同時査定のやり方

というわけで、ここからは、同時査定のやり方を詳しく説明していきます。

進め方は、以下のとおりです。

「出張査定を同じ時間にまとめて行う」という以外は、ふつうの流れと変わりません。

それでは、ステップごとに見ていきましょう。

【STEP1】
出張査定を予約する

まずは出張査定を予約する必要がありますが、前述したように車一括査定サイトから申し込むことをおすすめします。

理由は、以下のとおりです。

一括査定サイトから予約する利点
  • 全国の買取業者の中から近くの候補店が自動で見つかる。
  • 選択した買取店に査定をまとめて依頼できる。
  • 同時査定になることは業者も承知しているので、話が早い。

車一括査定サイトを使えば、査定の依頼が簡単なのに加え、同時査定を快諾してもらいやすいというメリットがあります。

もちろん、あなた自身で一から全部セッティングしてもいいですが、やはり面倒だと思います。
ですから、同時査定は車一括査定サイト(無料)から予約することをオススメします。

なお、予約する過程で、以下のように候補店が紹介されます。
査定を依頼する業者が多すぎると後々の対応が大変になるため、ここで適当に3社くらいに絞りましょう。

もちろん、面倒でなければ4,5社でもOKです。

【STEP2】
出張査定の日時を決める

申し込みが完了すると、上記で選択した買取店から「出張査定の案内」で電話がかかってきます。

この電話で「出張査定の希望日時」を伝え、各社が同じ時間に来るようセッティングします。

その際、念のため、以下のように伝えておくと良いです。

他社も同じ時間に呼ぶ予定なので、よろしくお願いします。

これで、同時査定の予約はOKです!

【STEP3】
査定を受ける

次は、いよいよ査定当日。
今回私の場合は、アップル、カーチス、グッドスピードの3社を呼びました。

営業マンと挨拶して名刺を受け取ったら、こちらから次のように説明しましょう。

査定が終わったら、名刺の裏に金額を書いてください。

3社同時に提示してもらい、一番高かったところと契約(商談)します。

こんな感じで言えば大丈夫です。

あとは、車に関することに答えながら、各社の査定を見守るだけです。

なお、営業マン(査定士)の独断で金額が決まるわけではなく、店長または本部がデータをもとに決定します。

【STEP4】
査定金額の提示

次は、いよいよ査定金額の提示です。

上司から連絡を待つ様子

最初に受け取った名刺を一旦返して、その裏に金額を書いてもらいましょう。

査定額をいくらにするかは業者同士の駆け引きになるので、この間は緊張感が漂います。。
そして、各社から名刺を集め、いよいよ査定額の公開です・・・。

じゃん!!

結果は、このようになりました。

1位と2位の差はわずか2,000円。
名刺を裏返した瞬間に「おー!」と声をもらす営業マンもいて、一瞬、友だち4人でトランプゲームをやっているかのような盛り上がりでした(^^)

なお、同時査定では2通りの金額提示方法があります。

「競り」のほうは、各社が様子を見ながら金額を少しずつ上げていきます。
「入札」のほうは一発勝負なので、予想を越えるビックリ価格も期待できます。

ちなみに今回、私は「入札方式」を採用しました。

【STEP5】
売却先の決定・契約

これで、車の同時査定は終了。
勝敗が付いたら、1位の買取店とそのまま契約に入ります。

ただ、もし契約をまだ迷うようなら、「いったん家族と相談してから決めます」など適当な理由をつけて話を保留にしても構いません。

なお、契約に必要な書類は、以下のとおりです。

  1. 車検証
  2. 自賠責保険証
  3. 印鑑証明書
  4. 実印
  5. 振込口座情報
  6. 納税証明書(あれば)
  7. リサイクル券(あれば)
  8. 取扱説明書一式(あれば)
  9. 買取契約書(業者が用意)
  10. 委任状(業者が用意)
  11. 譲渡証明書(業者が用意)
  12. 住民票(車検証と印鑑証明の住所が異なる場合)

車両と書類の引き渡しは、あなたの都合のいいタイミングで大丈夫です。
あとは後日、入金を確認して完了です。


以上が同時査定の流れになりますが、進め方は理解できましたか?

それでは、全体の流れをもう一度確認しておきましょう。

少し緊張するかもしれませんが、面倒な交渉ナシで車が高く売れる、実は非常にカンタンな方法です。

車を少しでも高く売りたい方は、ぜひやってみてくださいね。

≫同時査定を予約する(無料)

検証結果

それでは今回、同時査定で売った車をあらためて紹介します。

実はこの車、12年落ちの修復歴車で、買取相場は底値まで落ちている状況でした。
実際、オートバックスでの査定は0円!

しかし上記のとおり、今回の同時査定で1位だったグッドスピードは11.2万円を提示してくました。
さらに、自動車税がこちらに還付されるように処理されたため、結局は13万円(買取金額+還付金)で売却できたことになります。

ここで改めて、他の査定方法と結果を比べてみましょう。

査定方法最高額
出張査定(同時)13万円
出張査定(個別)10万円
店頭査定(5社)8.1万円
ディーラー査定(2社)8万円

いずれも高額査定とはいえませんが、同時査定の効果があったのは明らかでした。

では、今回のリサーチをふまえて重要なポイントをまとめます。

  • 一括査定をやると、査定額が底上げされる。(競合性が高まるから)
  • 一発勝負の「同時査定」は、さらに高値がつく。
  • 店頭での査定は金額が下がる傾向にある。
  • ディーラー査定は安い。

というわけで同時査定は、車が最も高く売れる方法ということがお分かりいただけたでしょうか。

ちなみに、別の車で同時査定をやったときは30万円も高く売れました!

パッソの買取額が下取りより30万円UP!その手法と査定記録を全公開

まとめ

今回は「同時査定」を実際にやり、その効果を検証してみました。
決して高く売れたとは言えませんが、この車なりに限界の査定額を引き出せたことには満足しています。

そして後日、愛車は寂しげに旅立っていきました。。

では、あらためて今回の感想をまとめます。

同時査定の感想
  • 査定を同時にやると、かなり時短になる。
  • 同時査定は、やっぱり車が高く売れた。
  • 業者との交渉がないので気楽。
  • 業者同士の駆け引きは、緊張感があり見物。

同時査定はてっとり早いだけでなく、車が高く売れる効果も確かです。
やってみようか迷っている方は、ぜひチャレンジしてみてください!

なお、出張査定は以下のサイトから予約するとスムーズです。

クルマの売却価格は、お店によって数万〜数十万円もの差が生じます。
ですから車を高く売るためには、何社か査定を受けて条件のいい買取店を探す必要があります。

そこで便利なのがカービュー(carview)の愛車無料一括査定です。

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私も実際にカービューを使ってみたところ、車が30万円も高く売れました!

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