車を売る前のやることリスト！売却の準備を時系列でわかりやすく解説

「車を売る時や引き渡し前にやることって何かあるの？」

車の売却は金額が金額なだけに、あまり適当には進められないですよね。
でも、何をどう準備したらいいか分からない方もいるかと思います。

たしかに、車を売るときは準備がそれなりに必要ですが、ひとつずつ進めていけば難しいことはありません。

さっそく、車を売る時にやることを7つ紹介します。

でも実は、この中でとくに重要なのは①②④だけ。
やるべきことを頭の中で整理してシンプルに考えれば、車の売却は案外カンタンなものです。

というわけで今回は、車を売る時にやることを時系列で解説します。

車を売る前にやること

まずは、車を査定に出す前の準備についてです。
やることは、以下の3つがあります。

①車の売却方法を決める

いちばん最初にやるのは、車の売却方法を決めることです。

車を売る方法は、主に次の3つの選択肢があります。

一般的には、車をディーラーで下取りに出すか、買取店に売るか、という選択になるかと思います。

なぜなら、ディーラーでの下取り価格は買取店より安くなる傾向が強いからです。

ですから、車をなるべく高く売ることを考えれば、買取店で査定してもらうのが一番確実です。

なお、個人売買は中間業者を何社も挟まなくていい分、金銭的なメリットは期待できます。
しかしながら、ヤフオクやメルカリなどの媒体を使ったとしても、手続きは面倒ですし、トラブルも頻発しているため、オススメはしません。

もし、個人売買で車を少しでも高く売りたければ、手数料が無料ですべてお任せできる「自動車フリマ」を利用しましょう。

②何社か査定を依頼する

下取りの場合は、「新しい車を買うお店」に「今の車」を引き渡すことになります。

では、中古車買取で売る場合は、数あるお店の中からどのように選べばいいのでしょうか？

シンプルに考えれば、買取店を選ぶときの条件は以下の2つだけです。

要するに、近場の店舗から車を高く買い取ってくれるところを選べば良いわけです。

ただ、お店をあちこち回るのは手間も時間もかかります…。

そこで、私がいつも使っている『車一括査定』サービスを紹介します。
近くの候補店にまとめて出張査定を依頼することができ、査定額をカンタンに比較できる無料のサービスです。

一括査定サービスを使って車を売る場合は、以下のような流れになります。

要するに、何社か査定を受けて条件のいいお店を選ぶだけなんですが、それを簡単にやれるのが『車一括査定』サービスになります。

車を高く売りたい方は、ぜひ使ってみてください。

近くの候補店に査定を依頼する（無料）

ここまで、車の「売却方法」と「売却先の選び方」について見てきました。
実を言うと重要なポイントはこの2つだけで、以下の “やることリスト” は補助的なものになります。

③車の付属品を揃えておく

続いて、車の査定前にやっておきたいことは、付属品の用意です。
たとえば、取扱説明書や整備手帳、スペアキーなどです。

これらも評価の対象になるので、査定のとき一緒に見せるようにしましょう。

もしパーツ交換している場合は、最初に付けていた純正部品も「付属品」として査定してもらいます。

パーツ交換は評価を下げる可能性もありますが、純正品が残っていればマイナス査定は避けられるはずです。

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以上が、車の査定前にやる準備になります。
あとは前述したように、何社か査定を受けて、条件のいい買取店を選ぶだけです。

車を引き渡す前にやること

次に、査定を受けてから車を引き渡すまでにやること（又は、やっておいた方がいいこと）を4つ紹介します。

順番に説明していきます。

④契約に必要な書類を用意する

車を売るときはさまざまな書類が必要になるため、まずは何が要るかを確認しておきましょう。

普通自動車	軽自動車
車検証＊ 自賠責保険証明書＊ 自動車税納税証明書 リサイクル券 委任状＊（店側が用意） 譲渡証明書＊（店側が用意） 実印＊ 印鑑証明書＊	車検証＊ 自賠責保険証明書＊ 軽自動車税納税証明書 リサイクル券 認印＊ 自動車検査証記入申請書＊（店側が用意）

＊印のものは必須ですが、それ以外は店側が用意するものや無くていいものもあります。

住所変更などした場合は追加書類が必要になることもあるため、基本的には車の売却先が決まったあとで担当者に確認しながら準備を進めると良いです。

（書類の再発行など、詳しくは別の記事で解説しています）

⑤ナビやドラレコのデータを削除する

住所や電話番号などの個人情報が、ナビに登録されている場合もあるかと思います。
データの削除はお店のほうでやってくれるはずですが、心配な方は車を引き渡すまえに自分でリセットしておきましょう。

また、ドライブレコーダーの映像も個人情報になりえるので、データは削除しておくと良いです。

⑥ガソリンを減らす

車を引き渡す前にガソリンも減らしておきましょう。
残量は1メモリもあれば十分です。

というのも、ガソリンがたくさん残っていても、買取額は上がらないからです。
また、ガソリンの入れ替え作業は危険なので、どこも対応はしてもらえません。

つまり、ガソリンをたくさん残しておくと、それだけ損をすることになるんです。

車の引き渡しまえは給油量に気をつけたり、ドライブに行ったりして残量を調整しておきましょう。

⑦愛車との思い出の写真を残しておく

強いて言えば、最後に愛車との写真を残しておくことをおすすめします。

思い出がたくさんつまった愛車を手放したあとで後悔しないためにも。。

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以上が、車の引き渡し前にやることです。
とはいっても、大事なのは書類の準備くらいなので、そのほかは余裕があったらやっておきましょう。

車を売る時にやらなくていいこと

車を売る時の「やること」と「やらなくていいこと」は判断しづらいかもしれませんが、よく勘違いしやすいのは以下の4点です。

これらは「やったほうがいい」と思われがちですが、車を売る前提であれば「やらないほうがいい」です。
その理由を説明しますね。

【その1】
一般的な洗車・掃除

車の査定前に洗車や掃除をしておけば確かに印象は良くなりますが、残念ながら、それで査定額が上がることはありません。
なぜなら、簡単に落ちる程度の汚れは評価の対象外だからです。

それに、結局はプロが施工するため、自分で洗車や掃除をやって多少キレイになってもあまり意味がないんです。

ただし、あまりにも汚い車は減点の対象になります。
その場合は、最低限のレベルで洗車や掃除はやっておきましょう。

【その2】
消耗品の交換

また、車の評価が下がることを気にして、査定前に消耗品（バッテリー、タイヤ、エンジンオイルなど）を交換したほうがいいのか悩む人もいるようです。

たしかに、部品が新しければ査定額が上がります。
でも、交換費用（修理代）のほうが高く付いてしまうため、結局は損をするのがオチです…。

なので、たとえバッテリーやタイヤの寿命が近づいていても、車はそのままの状態で買い取ってもらいましょう。

【その3】
買取前に車検を通す

同様の考えで、車検を通してから車を売ろうとする人もいます。

しかし、これも前項と同じ理由で、車検代のほうが高く付いてしまうので確実に損をします。
なので、車を売るのであれば「車検前」がチャンスです。

【その4】
傷や塗装のDIY補修

車に傷があると、査定額が下がってしまうか心配になりますよね。
でも、だからといって、自分で補修するのはやめましょう。

傷があればマイナス査定にはなりますが、すり傷程度なら思ったほど減点はされません。
また、自分で補修するとかえって評価を下げてしまう可能性があります。

車に傷があるのは仕方ないので、ありのままの状態を査定してもらい、その上で「やること②」で説明したように、なるべく高く買い取ってくれるお店を選ぶことが重要です。

まとめ

以上が、車を売るときのやること・やらなくていいことリストです。
もう一度、確認しておきましょう。

冒頭でもお伝えしたように、重要なのは「売却方法を決める」「査定を何社か受ける」「必要書類を用意する」の3つだけで、あとは補助的な内容です。

基本的には店側の指示に沿って進めれば、車は問題なく売却できるので安心してください。

ただし、クドいようですが、車の買取額はお店よって全く違うので、必ず何社か査定を受けてから売却先を選ぶようにしましょう。