低年式車・過走行車でも全然買取できる!現役バリバリな古い車の売却手順

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年式10年を超えた低年式車、または走行距離10万キロ以上の過走行車を売るとき、「どうせ大した値段はつかないでしょ…」とあなたは思い込んでいないでしょうか?

しかし、乗る分には全く題ない車なら、買取をあきらめるのは早いです!

こんにちは、

GOODBYE CARの岡田です。

「古い車は値段が付かない」という話はよく耳にしますが、実はこれ、車を安く買い取るための店側の口実でしかないんです。

私も以前、12年落ちの修復歴車を買取に出したことがあります。

事前に調べた買取相場は0円で、実際の査定でも何社か0円を提示された車です。
でも、あきらめずに然るべき手段を取ったところ、最終的には13万円で売却することができました。

ですから、あなたもまずは「売ること」を前提に考えてみてください。

というわけで今回は、低年式車・過走行車を少しでもまともな値段で買い取ってもらう方法を紹介します。

古い車は買い叩かれないように注意!

次の会話は、古い車の買取査定でよくあるシーンです。

営業マン
営業マン

これだけ古い車だと正直、値段はつけられないですねぇ。

でも、ここで決めていただけるなら、何とか2万円で買取させていただきます。

お客さん
お客さん

やっぱり厳しいですよね…。

じゃあ、2万円でお願いします。

一見、何気ないやりとりですが…。
でも実は、本来10万円以上の値が付く車がこのように安く買い叩かれてしまうケースというのは、中古車買取では日常茶飯事なんです。

その最大の要因は、売り手が「どうせ値段は付かない」と思い込んでいるからに他なりません。
そして、買取店の営業マンはそこを突いてくるわけです!

低年式車や過走行車でも買取してもらえる理由

しかし、あなたの車に価値が無いわけではありません。
なぜなら、低年式の中古車でもまだまだ市場でたくさん売られているからです。

《カーセンサーの掲載台数》

年式走行距離掲載台数
10年落ち20,459台
10年落ち7〜12万km8,422台
12年落ち19,256台
12年落ち9〜14万km6,221台
15年落ち11,966台
15年落ち10〜15万km3,208台
※2024年調べ

このように中古車として販売されているのは、少なからず需要がある何よりの証拠です。

また、日本の中古車はコンディションの良さから、海外でも非常に高い需要があります。

タイの交通渋滞の様子
(矢印はすべて日本車)

海外需要があるのは人気車種だけでなく、国内で売りさばけないような古い車も例外ではありません。
日本ほど技術力がない国々では、構造がシンプルで安価な「古い車」のほうが好まれるからです。

実際、中古車の業者オークションでは、海外のバイヤーが低年式車を高値で落札する光景が日常的にみられます。

ですから、たとえ古い車でも実は商品価値が十分に残っているんです。

低年式車・過走行車の買取相場をリサーチ

では、低年式車・過走行車は実際にいくらで売れるんでしょうか?

4つの査定サイトを使い、以下8車種の買取相場を調べてみました。

  1. プリウス(10年落ち)
  2. ワゴンR(10年落ち)
  3. eKワゴン(10年落ち)
  4. フィット(13年落ち)
  5. ハリアー(13年落ち)
  6. クラウン(15年落ち)
  7. セレナ(15年落ち)
  8. カローラ(15年落ち)

ここでは、低年式車・過走行車にだいたいいくらの値段が付くのかを把握しておきましょう。

10年落ちの車の場合

まずは、10年落ちの車から買取相場を見ていきます。

TOYOTA プリウス
(年式10年/走行距離10万キロ)

査定サイト買取相場
グーネット31.5万円
カービュー28万円
ナビクル36.7万円
ズバット19〜36万円
平均30.9万円

プリウスは海外でも人気が非常に高いため、10年落ちにしては他の車種よりまともな値段がついています。

SUZUKI ワゴンR
(年式10年/走行距離9万キロ)

査定サイト買取相場
グーネット11〜28.2万円
カービュー9万円
ナビクル14.8万円
ズバット8〜31万円
平均15.7万円

軽自動車は中古でも多くの需要があり、なかでもワゴンRは人気のモデル。
10年経っても、そこそこの買値がつくようです。

MITSUBISHI eKワゴン
(年式10年/走行距離8万キロ)

査定サイト買取相場
グーネット
カービュー5万円
ナビクル10.8万円
ズバット1〜17万円
平均8.3万円

eKワゴンも人気の軽ですが、ワゴンRに比べて買取相場は低め。
とはいえ、10年落ちの軽が10万円前後なら良いほうです。

13年落ちの車の場合

次に、13年落ちの車の買取相場を見ていきましょう。

HONDA フィット
(年式13年/走行距離12万キロ)

査定サイト買取相場
グーネット
カービュー3万円
ナビクル
ズバット0〜9万円
平均3.8万円

フィットは爆発的に売れたモデルですが、今では中古市場に溢れかえっているため、買取相場は軽よりも低めです。

TOYOTA ハリアー
(年式13年/走行距離14万キロ)

査定サイト買取相場
グーネット17.4〜18.2万円
カービュー19万円
ナビクル
ズバット10〜37万円
平均20.1万円

人気のハリアーですが、13年落ち・14万キロともなると、日本で売りさばくのは難しくなります。
中古車市場には、コンディションのもっと良い個体がゴロゴロあるからです。
しかし、ハリアーは海外でも人気があるため、かなり古くても20〜30万円くらいの値はつきます。

15年落ちの車の場合

では、もっと古い15年落ちの車の買取相場はいくらになるんでしょうか。

TOYOTA クラウン
(年式15年/走行距離12万キロ)

査定サイト買取相場
グーネット5〜7.9万円
カービュー8万円
ナビクル
ズバット9〜16万円
平均9万円

セダンのなかでも圧倒的な人気をほこる日本の高級車クラウンですが、さすがにこれだけ古くなると買取相場はきびしい金額になります。
とはいえ、15年落ちの車が10万円前後で売れれば “御の字” ではないでしょうか。

NISSAN セレナ
(年式15年/走行距離12万キロ)

査定サイト買取相場
グーネット
カービュー4万円
ナビクル
ズバット0〜6万円
平均3.5万円

全車種のなかでも、セレナはトップクラスの人気があります。
ただ、中古のミニバンは年式の新しいものに需要が集中するため、15年落ちのセレナは買取相場がほぼ底値です。

TOYOTA カローラ
(年式15年/走行距離12万キロ)

査定サイト買取相場
グーネット16.6〜20.2万円
カービュー15万円
ナビクル
ズバット11〜24万円
平均19.7万円

造りや外装がベーシックなカローラはとくに輸出需要が高く、海外ではタクシーとしても多く使われています。
そのため、上記のセレナと古さは同じでも、カローラのほうが買取相場は高めです。


いかがでしたか。
中古車の価値というのは、需要と供給のバランスで決まります。

とくに海外の需要が高い車種であれば、たとえ古くてもそこそこ良い値段で売れる可能性があります。

もちろん、それ以外の車でも値段が全く付かないのは考えにくいです。

12年落ち&10万キロ弱の車のリアルな査定額を公開

冒頭でもお伝えしましたが、実際に私も「12年落ちの古い車」を買取に出したことがあります。

その車がこちらです。

そこまで古びた感じはありませんが、よく見ると所々に傷があって結構ボロい状態でした…。

しかも、この車にはガッツリ修復歴があります。
ボディの骨格を損傷した「修復歴車」は、たとえキレイに直っていても査定額が3〜5割もダウンすると言われてます。

かなり厳しい査定価格になることは覚悟していましたが、とにかく査定を何社も受けてみました。
その結果は、以下のとおりです。↓

店舗査定価格
ディーラートヨタディーラー
下取り査定
8万円
日産ディーラー
買取査定
4万円
買取店
店舗査定
アップル7.3万円
ネクステージ4.6万円
ガリバー8.1万円
ウィーカーズ5万円
オートバックス0円
買取店
出張査定
アップル11万円
カーチス8.9万円
グッドスピード13万円

このとおり、中には0円を提示するお店もありましたが、最終的には何とか最高13万円の買値が付きました。

ですから、高額買取はなかなか厳しいかもしれませんが、低年式車や過走行車でも買取はできる!という期待を捨ててはいけません。

古い車のベストな買取手順

ただ問題は、その車を “どう売るか” です。

ポイントは「海外への販路を持っているお店」に売ることですが、ここは難しく考えなくても普通にディーラーか買取店を候補にすれば大丈夫です。
なぜなら、どちらの業態に車を売っても、結果的に業者オークションを通じて輸出業者へと流れるからです。

あるいは、ディーラーや買取店から輸出業者へ直接流すケースもあります。

ですから、古い車を売るときは、ひとまずディーラー買取店を候補に考えてください。

それでは、買取の手順を詳しく見ていきましょう。

【STEP1】
ディーラーで下取りの見積もりを取る(新車への買い替える場合)

新車へ買い替える方は、とりあえずディーラーで下取りの見積もりを取ることをおすすめします。
普通ならディーラーの査定額は安くなりがちですが、逆に本来は値段が付かないような車を数万円で下取りしてくれるケースがあるからです。

ちなみに私が乗っていた12年落ちの車は、下取りの見積もりが8万円でした。

新車を買う方は、念のためディーラーで下取り査定を受けてみてください。

【STEP2】
買取店でも何社か査定を受ける

ただし、基本的には買取店のほうが査定額は高くなります。

というのも、「ディーラーより高く買い取ること」が買取専門店の強みだからです。

ディーラー買取店
サービス勝ち負け
査定価格安い高い

なので、仮にディーラーでの査定は省いたとしても、買取店では必ず査定を受けましょう。

しかしながら、車の査定額は買取店ごとにも違うため、少しでも高く売るには何社か見積もりを比較する必要があります。

このとき、お店を何軒も回るのは面倒ですよね?

そこで、出張査定でまとめて比較できる車一括査定サイトをオススメします。

車一括査定の流れは、以下のとおりです。

  1. 申込み欄に情報を入力する
  2. 候補店を選ぶ
  3. 出張査定の日時を決める
  4. 実際に査定を受ける
  5. 一番高い会社を選ぶ

要は、車買取で相見積もりを取るためのサービスになります。

出張査定は1社ずつ進めてもいいですが、3社くらいを同じ時間に呼んでまとめてやると簡単です。
実際私もこのやり方で、12年落ちの低年式車(事故車)を最高額で売りました。

車査定で業者をバッティングさせてみた!同時査定のやり方をリアルに解説

完全無料のサービスなので、「車を数万円でも高く売りたい!」という方はぜひ使ってみてください。

低年式・過走行車を最高額で売る(無料)

【STEP3】
廃車買取サービスを利用する

しかし車の程度によっては、ディーラーや買取店でも値段が付かないことがあります。

その場合は、最終手段として廃車買取サービスを利用しましょう。
廃車買取業者なら車体やパーツの輸出・部品や資源の再販などで利益を出せるため、どんな車でも買い取ってもらえます

ちなみに私の車の場合は、廃車前提で6.7万円の買値が付きました。

もし一般のお店で買取が難しいようであれば、最後に「廃車買取サービス」を頼ってみてください。

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まとめ

今回は、低年式車・過走行車の買取方法についての解説でした。

「古い車は売れない」というのは、あくまでも業者側の都合であって、実際に価値がないわけではありません。
ですから、車をきちんと妥当な値段で買い取ってくれるお店を探しましょう。

その方法が、上記で説明した3つのステップです。

仮にSTEP1は省いたとしても、STEP2は必ず試してみてください。
それでもダメなら、STEP3で廃車買取に出せば大丈夫です。

あなたの車も必ず値段を付けて売れるので、買取を諦めないでまずは査定を受けてみましょう。

クルマの売却価格は、お店によって数万〜数十万円もの差が生じます。
ですから車を高く売るためには、何社か査定を受けて条件のいい買取店を探す必要があります。

そこで便利なのがカービュー(carview)の愛車無料一括査定です。

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しかもカービューは完全無料
「とりあえず査定額を知りたい」という場合でもOKなので、ぜひ気軽に試してみてください。

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