ガリバーの「どんな車でも3万円以上買取宣言」は損をする！キャンペーンに惑わされない車の正しい売り方

中古車のガリバーが行う「3万円以上買取宣言」というキャンペーンがあります。
要は、通常では値段が付かないような廃車レベルの車でも、最低3万円以上で買い取ってくれるというもの。

「どうせこの車、まともな値段じゃ売れないでしょ」と諦めていた方には朗報ですよね。

しかし、このキャンペーン、実は損をする可能性があるんです！

というわけで今回は、ガリバーの買取キャンペーンの対象条件や注意すべきポイントをお伝えしたいと思います。

ガリバーの買取キャンペーンは対象店舗が限定される

ガリバーの「3万円以上で買取宣言」にはいくつか条件がありますが、大前提として、このキャンペーンを行う店舗が限定されることは理解しておきましょう。

キャンペーンの対象店舗は、以下のとおりです。
※57店舗が参加（ガリバー全体の約12％）

以上が、ガリバーの買取キャンペーンの対象店舗です。
これ以外の店舗ではキャンペーンを受けられないので、注意しましょう。

「3万円以上買取宣言」の対象条件

それでは、ガリバーの「3万円以上で買取宣言」の対象条件を詳しく見ていきましょう。

基本的な対象条件は、以下のとおりです。

これらの条件は問題ないかと思います。
ただ一点、対象店舗で査定を受ける必要があることは理解しておきましょう。

キャンペーン対象外となる車両条件

さて、ガリバーのキャンペーン広告には「全てのクルマ」と書いてありますが、実は「どんな状態の車」でも買い取ってもらえるわけではありません。
具体的には、以下のような車は対象外になります。

法的に問題のある車についてはさておき、注目すべきは「車検証のない車」という条件です。
つまり、「車検切れの車」は対象外ともいえます。

前述したように、車を対象店舗に持ち込み、そこで査定を受ける必要があります。
そのため、キャンペーンを利用するには、最低でも「車検付きの車」でなければいけないわけです。

ガリバーが全てのクルマを3万円以上で買い取る理由

そもそも、なぜ、ガリバーはどんな車でも3万円以上で買い取ることができるのでしょうか？

理由はズバリ、その車に3万円以上の価値があるからです！

前項でお伝えしたとおり、キャンペーンの対象条件は「車検付きの車」です。
ということは、その車には最低でも、自動車税や重量税、自賠的保険といった “未経過分の税金” の価値が残っていることになります。

つまるところ、「3万円以上で買取宣言！」と大々的に掲げていますが、要はその車にそれだけの金銭的価値があるから買い取ってくれるだけの話です。
もし、その車に3万円以上の価値がなければ、ガリバーにとっても一切メリットがないので、受付の段階で対象外となるでしょう。

ですから、ガリバーの「3万円以上で買取宣言」は、車を本来の価値より高く買い取ってくれるキャンペーンではないということは理解しておいてください。

買取キャンペーンで車を売ると損する可能性が高い

しかし、このようなキャンペーンに飛びつくお客さんは大抵、「3万円でも値段が付けばありがたい」という具合に、自分の車の価値を実際より低く見積もっている傾向があります。
そのため、キャンペーンを利用することで、車を本来の価値より安く買い取られる可能性が高くなってしまうんです！

では、どうやって車を売れば良いのかと言うと、キャンペーンにこだわらず、普通に査定を受ければいいんです。

ただし、ここで「ガリバー1社だけ」という具合に決め打ちすると、足元を見られる可能性が非常に高くなります。
ですから、車を売るときは必ず何社か査定を受けて、「相見積もり」を取るようにしてください。

そうすれば、ガリバーのキャンペーン価格より高く車は売れるはずです。

 車を本来の価値で売るために相見積もりを取る（無料）

まとめ

今回は、ガリバーの「3万円以上で買取宣言」の実状に迫ってみましたが、いかがだったでしょうか？

ガリバーに限らず、キャンペーンなどの宣伝文句はいかにもお得な印象を受けますが、ここで説明したように、ユーザーが決して得をするわけではないことは理解できたかと思います。

車を売るときは、業者に安く買い取られないようにするための対策が必要です。
しかし、何も難しいことはなく、単純に車の査定額を何社か比べるだけでいいんです。
そうすれば、どの買取店も下手に安い金額を提示できなくなるため、結果的に車を高く売ることができます。

なお、車の査定を受ける際は、候補店にまとめて査定を依頼できる以下のサイトをおすすめします。
ぜひ活用してください。