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「カーセンサーの一括査定って評判はどうなの?」
「買取の流れは? 注意するポイントがあれば知りたい」
車を高く売るための一括査定サービス。
なかでもカーセンサーの一括査定は、もっとも知名度の高いサイトと言えるかもしれません。
ただ、ネット上ではサービスに対する賛否両論があるため、カーセンサーとはいえ「ホントに申し込んでも大丈夫?」と不安になる方もいるかと思います。
こんにちは!
GOODBYE CARの岡田です。
そこで、カーセンサーの一括査定サービスの特徴を、他サイトと比較しながら詳しくリサーチしてみました。
その結果、カーセンサーのメリットだけでなく、デメリットも色々と見えてきました。
ただ、“卓上の論争” では意味がないので、サービスを実際に使ってみて以下の2点についても検証することにしました。
- カーセンサーの一括査定は安心して利用できるのか。
- カーセンサーの一括査定で車は高く売れるのか。
ちなみに今回、査定に出した車はこちら。
12年落ちの古いセダンで、しかも修復歴あり。
さらに、コロナショックによる市場暴落の時期だったため、事前にリサーチした買取相場は0〜5万円とほぼ底値の状況です。。
しかし、カーセンサーの一括査定をやってみたところ、最高額は何と10万円!
微々たるものですが、車が高く売れる効果は実証されました。
というわけでこのページでは、今回のリサーチ結果と実体験をふまえ、「カーセンサーの一括査定サービス」の全貌を徹底的に解説します。
カーセンサーで車を売ろうか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
カーセンサーの一括査定は安心して使える?
まずは、カーセンサーの「信用性」について少し触れておきましょう。
『カーセンサー』は誰もが知る中古車情報サイトですが、もともとは雑誌として1984年に創刊されたのが始まりです。
運営会社は、スーモやタウンワークなどでも有名な「リクルート」です。
カーセンサーは、業界で初めて「修復歴」「車体番号」を表示。
また、カーセンサーアフター保証を始めるなど、ユーザーが安心して中古車を買えるように努めてきた媒体です。
そして2008年、カーセンサーは「一括査定サービス」をスタート。
カーセンサーは、JPUC(日本自動車購入協会)のウェブ監修を受けており、中古車 “販売” だけでなく、“買取” においても「ユーザーの安心感」を重視したサービスを提供しています。
JPUC(ジェイパック)とは
買取事業者が健全なサービスを提供するためのガイドラインを定め、消費者が安心して車を売ることができるよう、業界のサービス向上を進める機関です。
つまりカーセンサーは、車買取業界の監視役であるJPUCから認められたサイトと言えます。
やはりカーセンサーは名が通っているだけあり、信用性が高いのは確かです。
他サイトを凌ぐカーセンサーのメリットとは
それでは、カーセンサーの一括査定サービスの特徴を詳しく見ていきましょう。
車一括査定サービスには、カーセンサーを含めた以下5つの主要サイトがあります。
一括査定サイト | 運営会社 |
---|---|
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ | |
株式会社ウェブクルー | |
LINEヤフー株式会社 | |
楽天株式会社 | |
株式会社エイチームライフスタイル |
どのサイトも基本的なサービスの流れは同じですが、もっとも違うポイントは「提携業者数」です。
一括査定サイト | 提携業者数 | 最大査定依頼数 |
---|---|---|
カーセンサー | 1,000社以上 | 30社 |
ズバット | 283社 | 10社 |
カービュー | 300社以上 | 10社 |
楽天Car | 100社以上 | 10社 |
ナビクル | 49社 | 10社 |
ご覧のとおり、カーセンサーは提携業者数が圧倒的に多いことがわかります。
カーセンサーはもともと中古車情報サイトなので、「買取専門店」だけでなく、多くの「中古車販売店」とも提携しているからです。
提携業者数の違いは、サービスを申し込む際に紹介される「候補店の数」に直結します。
試しに、「カーセンサー」と「ズバット」の2サイトで比べてみました。
結果、カーセンサーのほうが2社も多くピックアップされました。
つまり、カーセンサーは他サイトに比べて候補店の選択肢が多くなるため、それだけ好条件のお店が見つかる可能性が高いことになります。
これが、カーセンサー最大のメリットです。
カーセンサーの一括査定のデメリット3選
ただ、私がカーセンサーを実際に使って感じたデメリットも3つほどありました。
- カーセンサー経由で査定依頼をキャンセルできない
- 買取相場が表示されない
- 申し込みの入力項目が多い
【その1】
カーセンサー経由で査定依頼をキャンセルできない
車一括査定サービスの申し込み後にキャンセルしたくなることがあるかもしれませんが、カーセンサーにはその機能がありません。
というのも申し込み後は、ユーザーと買取店が直接やりとりすることになるからです。
したがって、カーセンサーの一括査定をキャンセルしたい場合は、電話をかけてきた買取店にその旨を直接伝える必要があります。
ただ、冷やかしでない限り、キャンセルする必要性はあまり感じません。
なので、カーセンサー自体にキャンセル機能がないことは、そこまで大きなデメリットにはならないかと思います。
【その2】
買取相場が表示されない
車一括査定サイトの「カービュー」「ズバット」「ナビクル」は、過去の取引データをもとにした買取相場が表示されます。
ある程度の目安がわかれば、何となく安心感はありますよね。
一方、カーセンサーにはそういった機能がありません。
【その3】
申し込みの入力項目が多い
強いていえば、カーセンサーは申し込む際の入力が少し面倒だったのも気になりました。
申込みフォームの入力項目数を、他サイトと比べてみましょう。
一括査定サイト | 入力項目 |
---|---|
カーセンサー | 14項目 |
ズバット | 9項目 |
カービュー | 9項目 |
楽天Car | 12項目 |
ナビクル | 8項目 |
大したことではありませんが、カーセンサーの入力はやや面倒です。
ただ、入力作業はせいぜい1〜3分くらいなので、ここも取り立てるようなデメリットではないです。
では一旦、メリットとデメリットをまとめます。
- 信用性が高い
→安心して利用できる。 - 提携業者数が多い
→好条件のお店が見つかる可能性が高い。
- カーセンサー経由で査定依頼をキャンセルできない
→キャンセルする場合は、買取店に直接その旨を伝える。 - 買取相場が表示されない
→買取相場は匿名でカンタンに調べられる。 - 申し込みの入力項目が多い
→せいぜい1〜3分の作業だから大差はない。
ここまでお伝えしたように、カーセンサーには上記3つのデメリットがありますが、いずれも取り立てるほどではありません。
それに対して「信頼性が高い」「提携業者が多い」というメリットは、非常に評価できるポイントです。
カーセンサーの評判
さて、カーセンサーのメリットとデメリットを理解していただいたところで、次はサービスの実態を探るべく、ネット上の口コミをチェックしていきましょう。
悪い口コミ
まずは悪い口コミから。
カーセンサーで自動車買取査定一括依頼したら鬼のように電話かかってきてモテまくってる
— ゆるふわ (@DJYurufuwa) March 29, 2016
カーセンサーの一括買取査定 やったら 直後に電話がくる って・・・
各社待ち構えてるんかな・・・ 早すぎるわ— 川崎K (@ak69085) May 20, 2017
カーセンサーの車一括査定申し込んだら電話地獄。。。とりあえずメールじゃなく電話なのね。
— RYO_TSUKAO (@RYO_TSUKAO) October 10, 2010
悪い口コミのほとんどを占めるのが、申し込み後の「電話」です。
そもそも車一括査定というサービス自体が、「査定を依頼した会社」から電話が入る仕組みになっているからです。
でも、この流れを知らないと、口コミのように「申し込み後の電話」に困惑することになります。
カーセンサーに限ったことではありませんが、買取店からの電話に対応するつもりでサービスを利用することが大切です。
なお、大抵のサイトでは査定会社が選べるようになっているため、そこで候補をしぼり込めば電話対応もそこまで手間はかかりません。
良い口コミ
続いて、カーセンサーの良い口コミも見てみましょう。
やべぇ!!
カーセンサーの一括査定登録して次々電話来てるけど実写見ずにメールで既に135から140で欲しいって笑
これは激アツすぎる
— EBI (@MokkiABC) February 21, 2017
車を売る時って、大体買い替えのディーラー下取りだけど、カーセンサー等の一括査定もお勧め!車の情報を入力して査定ボタンをクリックした瞬間に十数社から電話くる😅査定の日時を指定すると一度に各社入り乱れて査定してくれる。何度か一括査定してるけど、直近でディーラーより30万円高くなったよ👍
— ワイルドバード (@wildbird77) May 8, 2021
やはり、電話はたくさんかかってくるものの、冷静に対応した方々は一括査定の恩恵を受けているようですね。
そのほかの口コミもご覧ください。
車を売る時は絶対一括査定してもらったほうがいい。僕のレガシィは1社目で20万でしたが最終的に50万になりました。
決して宣伝じゃないです。— riku363672 (@riku363672) October 1, 2017
別事業で使う予定やった車を売るのにディーラーに持って行ったら売値40万そこそこやったのに一括査定使って3社から見積もり取ったらMAX80万ついたらしく一括査定やばいなってなってるw#一括査定いいやん
— 西田 祐樹 (@nishidayuki0112) February 20, 2018
これはカーセンサーに対する口コミではないかもしれませんが、いずれにしても、一括査定をやったことで車がかなり高く売れたことがわかります。
以上の評判をまとめると、「業者から電話がかかってくる」という点をデメリットに感じる人がいる一方で、「車が高く売れる」というメリットがあるのも事実のようです。
カーセンサーの一括査定をやってみた結果
そして私も、カーセンサーの一括査定を実際に利用して、本当に車が高く売れるのか確かめてみました。
というわけで、今回査定に出した車をあらためて紹介します。
このとおり、実はかなり厳しい条件の車です。
実際、カーセンサーで候補に挙がった買取店のなかには0円を提示するお店もありました。
しかし一括査定で相見積もりをとった結果、何とか最高で10万円の査定額が付きました!
今回の査定価格をまとめたグラフがこちらです。
ちなみに、ほかの査定方法も色々と試したので、その比較もご覧ください。
査定方法 | 査定結果 |
---|---|
ネットの買取相場 | 0〜5万円 |
ディーラー査定 | 0円 |
店舗査定 (買取店5社を比較) | 0〜8.1万円 |
カーセンサー | 10万円 |
このとおり、カーセンサーの査定結果が一番良かったことがお分かりいただけるかと思います。
理由は、一括査定サービスを使って買取店を比較したことで競争意識が高まったからです。
今回査定に出した車はそもそも相場が底値でしたが、もっと高く売れる車ならその差が数十万円になることもあります。
しかし逆に、「比較」をしなければ競争相手がいないわけですから、それだけ安く買いたたかれるリスクも高くなってしまうわけです。
ですから、今回の結果からも、カーセンサーのような車一括査定サービスの有効性をあらためて感じました。
サービス利用の流れ
ここまでで、カーセンサーを使えば車が高く売れることは、お分かりいただけたでしょうか?
ただ実際にやってみるにしても、サービスの流れを知っておかないと不安ですよね。
というわけで最後に、私の実体験をふまえて「カーセンサーの一括査定」のフローを詳しく見ていきましょう。
サービスは大きく3つのステップがあります。
- 申し込み
- 買取店からの電話に対応
- 実車査定
【STEP1】
申し込みフォームに入力
まずは、申し込みの進め方から説明します。
ホーム画面の「一括査定申し込みスタート」というボタンをクリックすると、車両情報の入力に移ります。
このとき、車検証を手もとに用意しておくとスムーズです。(だいたいでもOK)
以上の5項目を選択したら、「申し込みスタート」をクリックしましょう。↓
続いて、車の詳細情報と個人情報を入力していきます。↓
以上の手順で入力を終えると、次のように候補店が紹介されます。↓
電話対応や査定にかかる手間を考えると、候補は3〜5社くらいに留めておきましょう。
あとは、今までの情報を再び確認して、送信ボタンをクリック!
これで申し込みは完了です。
(入力は3分ほどかかりました)
【STEP2】
買取店からの電話に対応
申し込みが終わると、上記で「チェックマークを残したお店」から電話がかかってきます。
早ければものの数秒で着信が入るので、対応できるように準備しておきましょう。
(午後9時〜朝8時は電話がかかってこないはずです)
この電話の目的は、“出張査定のアポ取り” です。
お車を一度見させていただきたいのですが、査定の日時はいつがよろしかったですか?
このように聞いてくるので、都合のいい日時を伝えてください。
なお、査定のスケジュールは「1社ずつ別々」でもいいですし、「同時にまとめて」でもOKです。
1社ずつ査定を受けるのが面倒であれば、後者をオススメします。
車査定で業者をバッティングさせてみた!同時査定のやり方をリアルに解説【STEP3】
車を実際に査定してもらう
次は、いよいよ査定本番です。
査定の流れは、以下のとおりです。
- 車に関するヒアリング
- 実車査定
- データを本部に送信
- 査定額の提示
何か気になることや分からないことがあれば、このタイミングで積極的に聞いておきましょう。
あとは各社の金額を比べ、いちばん条件のいいお店を選ぶだけです!
なお、査定のときは、以下の3点に注意してください。
- 車の不具合、事故歴などは正直に言う
【理由】契約後の減額を避けるため。 - 契約をその場で即決しない(個別査定の場合)
【理由】最後まで比較してから買取先を選ぶため。 - 希望額は言わない
【理由】希望額以上で売れなくなるから。
一括査定のときだけに限ったことではありませんが、以上のことに注意しておけば後悔するような契約にはならないはずです。
以上が、カーセンサーの一括査定の流れになります。
では、そのあとの契約も含めて、全体の流れを確認しておきましょう。
- 一括査定に申し込む
- 買取店からの電話に対応 (査定日時を決める)
- 実車査定、金額の提示
- 売却先を決める (個別査定の場合は即決NG)
- 契約
- 必要書類の準備
- 車と書類を引き渡す (日にちは要相談)
カーセンサーを利用しても、査定を直接依頼しても、車を売るときの流れは基本的に同じです。
ただ、もうお気づきだと思いますが、車を高く売るには “査定額の比較” が欠かせません!
だから、カーセンサーなどの車一括査定サービスを利用する人が多いんです。
さて、ここまででサービスに対する不安は払拭されたでしょうか?
メリットが非常に大きいサービスなので、車を高く売りたい方はぜひ試してみてくださいね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
話が長くなってしまったので、ポイントをおさらいしておきましょう。
《信用性》
- 運営会社は「リクルート」
- 車の情報媒体としては日本一
- 安心できる車売買をめざすパイオニア
- JPUC(買取業界の健全化を図る団体)の監修を受けている
《メリット》
- 提携業者数が圧倒的に多い
- 査定会社が選べる
- メール連絡が希望可能
《デメリット》
- 一括査定のキャンセル機能がない
- 買取相場が表示されない
- 入力項目が多い
《サービスとその後の流れ》
- 一括査定に申し込む
- 買取店からの電話に対応
- 実車査定、金額の提示
- 売却先を決める
- 契約
- 必要書類の準備
- 車と書類を引き渡す
《申し込み後の電話対応について》
- 電話に対応できる時間帯に申し込む(または連絡希望時間帯を指定する)
- 電話は1社ずつ対応すれば、それ以上掛けていることはない
- 査定会社を3〜5社に絞れば、電話対応も大して手間はかからない
《査定のときの注意点》
- 車の不具合、事故歴などは正直に言う
- きちんと比較した上で契約を決める
- 希望額は言わない
カーセンサーなど車一括査定サービスに対して悪いイメージを持っている人がいるのは事実ですが、それはサービス内容を間違って認識していることが要因です。
今回、私は実際にカーセンサーを使ってみたわけですが、ごく普通のサービスでしたし、もちろんメリットも強く感じました。
そもそも車を高く売るためのサービスですから、ある意味、当然と言えるかもしれませんね。
ですから、車をできるだけ高く売りたい方は、ぜひカーセンサーの一括査定をおすすめします。
なお、ご自身でサイトを選びたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【格付け】車一括査定おすすめランキング!各サイトの比較と選び方も解説クルマの売却価格は、お店によって数万〜数十万円もの差が生じます。
ですから車を高く売るためには、何社か査定を受けて条件のいい買取店を探す必要があります。
そこで便利なのが『カービュー(carview)』の愛車無料一括査定です。
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私も実際にカービューを使ってみたところ、車が30万円も高く売れました!
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